ギフテッドと発達障がいにはどんな関係があるの?

発達障がいと診断される人の中には、「ギフテッド」に当てはまる人もいるとされます。
今回はギフテッドとは何か、発達障がいとの関係や違い、ギフテッドの特徴や発生の原因などについて、まとめて見ていきましょう。

ギフテッドって何?

同じ教育を受けた同世代の子どもと比較したときに、並外れた成果をあげるほどの才能を持った子どもを「ギフテッド」と呼びます
ギフテッドと判断するための明確な基準・定義は存在せず、その才能が発揮される分野も学問や芸術、記憶力、創造性まで人によって実にさまざまです。

なぜ一部の子どもたちにギフテッドが生じるのか、その原因は、2019年現在まだはっきりとはわかっていません。
ただ近年の研究では、遺伝による生まれつきの要因と、その子が生まれ育った環境の両方が影響してギフテッドの子どもを作るのではないか、と考えられています。

しかし、先天的な遺伝と後天的な生活環境のどちらがより強くギフテッドの誕生に影響しているのかについては、まだ結論が出ていないようです。
現時点でギフテッドは、特定の分野にたぐいまれなる才能を持った子どもを指す、概念のようなものだと理解しておくと良いでしょう。

ギフテッドと発達障がいの関係は?

ギフテッドには、以下のような発達障がいの特性を持ち合わせている人が多いとされます。

  • 興味のある物事への探求心やこだわりの強さ
  • 興味のある物事への学習意欲、記憶力、集中力の高さ
  • 好奇心の旺盛さと、衝動的とも言えるくらいのチャレンジ精神の高さ
  • 感情表現が豊かで、常にエネルギッシュでアグレッシブに行動する
  • 人一倍繊細で傷つきやすく、神経が過敏な一面が見られる
  • 比較的完璧主義であったり、責任感が強い性格である
  • 他の人が思いつかないような、独創的な感性・発想を持っている など

このため、ギフテッドの子どもがアスペルガー症候群や自閉症スペクトラムなどの発達障がいと診断されることも、珍しくありません。
しかし一方で、ギフテッドと発達障がいには以下2つの明確な違いが存在します。

ギフテッドと発達障がいの、大きな違い2つ
  • ギフテッドに明確な判定基準はなく、障がいや病気を表す診断名ではない
  • ギフテッドであるかどうかと、普段の生活に困難を感じているかは関係がない

発達障がいが障害者認定を受ける基準である診断名であるのに対し、ギフテッドは疾患や障がいを表すのではなく、その人の特徴や能力を表す言葉です。

また、その能力の高さから周囲と話が合わず生きづらさを感じるギフテッドも多いですが、一般的に発達障がいの人が感じるほどの生活・仕事上の困難は生じにくいとされます。
ギフテッドは発達障がいに類似点は多いですが、根本的に異なるものだと理解しましょう。

おわりに:ギフテッドと発達障がいの特徴は似ているが、根本的に異なるもの

同じ教育を受ける同年代の子どもに比べ、卓越した才能を発揮する子どものことをギフテッドと呼びます。彼らギフテッドは特定の物事に高い集中力・学習意欲・記憶力・独創性を発揮し、周囲の大人たちを驚かせます。

その特性には発達障がいとの共通点も多く、混同されがちですが、ギフテッドは障がいや疾患の診断名ではありません。その個人個人の特性・特徴を表す概念のような存在だと、理解しておきましょう。

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