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SST(ソーシャルスキル・トレーニング)は学校や家庭でのアプリ活用が便利

子育て・教育のヒント

SST(ソーシャルスキル・トレーニング)は、発達障がいの療育において重要な役割を担っています。療育センターなどで作業療法士の指導のもと行われることもありますが、SSTアプリもリリースされています。

この記事では、子どもの発達障がいのSSTの方法やおすすめのSSTアプリを紹介します。学校や家庭で発達障がいの子どもの教育に悩みを抱えている人は是非参考にしてください。

SSTの目的や主なトレーニング方法

ソーシャルスキルとは、社会の中で生活していくために必要な社会的能力を指す言葉です。ソーシャルスキルを養う「SST(ソーシャルスキル・トレーニング)」は、発達障がいの療育において効果が高いと見込まれています。薬物療法と違って薬を用いませんので、副作用の心配がありません。SSTでは、下記の方法をとられます。

  • ゲーム
  • ロールプレイ
  • ディスカッション、ディベート
  • 共同行動、共同の遊び
  • ワークシートや絵カード

SSTを通して、学校など集団生活になじむ、友達と仲良くなる、感情をコントロールする、状況に合った行動を選択するなどのスキル向上を目指します。

アプリでSSTを行うメリット

SSTは、療育センターなど専門機関や学習教室で、作業療法士の指導のもと行われていることが多いです。一方で、家庭でもSSTを取り入れることもおすすめされています。近年は、スマートフォンやパソコンでできるSSTアプリもリリースされています。SSTアプリには、次のようなメリットがあります。

  • 施設に行かなくても自宅でSSTを受けられる
  • 施設に通う場合と比較して、SSTを受ける時間帯の融通が利く
  • 施設でもSSTアプリを導入することで、トレーニングの幅を広げられる

おすすめSSTアプリ

学校や療育センター、家庭で取り入れたいおすすめのSSTアプリを紹介します。

フラッシュカードメーカー(山口大学)

SSTではイラストや写真のカードを使って、具体的な場面ごとの感情や行動の学習を支援します。この「フラッシュカードメーカー」では、利用者が撮影した写真をアプリに登録し、SSTに活用できます。そのため、子どもが実際に生活する学校などの写真でトレーニングを進められます。デジタルツールのため、カードがかさばらないなどのメリットがあります。

やることカード

LITALICOがリリースした生活スキルを上げるSSTアプリです。「やることリスト」を簡単に作成でき、子どもの生活習慣形成をサポートします。日常生活における動作や使用する道具、向かう場所など、100種類の絵カードを用意。絵カードを選択して画面に並べ、時間を設定すると、視覚的なスケジュール管理ができます。タスクを達成できたら、星をタップしてかわいい魚を入手!達成感を得られますので、アプリを楽しく続けられます。

ハッピーキッズタイマー

毎日の身支度の習慣化を促すアプリで、ゲーム感覚で楽しめます。朝の身支度は、起床、ベッドメーキング、歯磨き、家を出る準備などです。夜の身支度は、部屋の片付け、入浴、パジャマの着替え、おやすみの準備などさまざまです。それぞれの身支度にかかった時間を測る機能付きのため、習慣化したあとのレベルアップも楽しめます。タスクを達成したら星を集めることができるため、モチベーション向上につながります。

おわりに:SSTアプリで子どものソーシャルスキルを伸ばすのがおすすめ

SSTには療育センターなどで行うロールプレイやディスカッションがありますが、アプリを通してSSTに取り組むこともできます。アプリにはデジタルならではのメリットがあります。また、家庭でSSTに取り組んでいくときにアプリを活用するのも便利です。お子さんの気になる行動の改善やソーシャルスキル向上を目指すなら、アプリを活用してみてはいかがでしょうか。

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