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発達障がいの基礎知識。どんな種類がある?療育ってどんなこと?

子育て・教育のヒント

発達障害の子どもは、最近増えてきているといわれています。そこで今回は発達障害の種類と、発達障害の子どもたちに行う「療育」についてご紹介します。

発達障害にはどんな種類があるの?

発達障害には、主に以下のようなものがあります。

広汎性発達障害(PDD)

コミュニケーション能力や社会性などの発達に遅れがみられる発達障害の総称です。自閉症やアスペルガー症候群、レット障害(遺伝子異常による神経系の障害)などがあります。

自閉症スペクトラム(ASD)

広汎性発達障害とほぼ同じ意味をもち、自閉症やアスペルガー症候群のことをいいます。
自閉症は社会的コミュニケーションなどを苦手とし、言葉の発達にも遅れがみられます。生まれつき、脳の機能に障害が起こることによって引き起こされると考えられています。

アスペルガー症候群

知的障害はみられない、比較的症状の軽い自閉症です。
高機能自閉症と呼ばれることもあります。相手の気持ちを察することなどを苦手とし、自閉症と同じように社会的コミュニケーションに障害があります。原因も自閉症と同様と考えられます。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つを特徴としています。自分をコントロールするのが難しいため、落ち着きがない、集中力が続かないなどの行動がみられます。

知的障害

18歳くらいまでに知的機能に障害があり、理解力や判断力、思考能力などが全体的に遅れている状態です。
症状が軽い場合には診断が遅くなることもあります。生まれつきの脳の奇形や染色体異常などが原因として考えられます。

学習障害(LD)

知的な発達に問題はありませんが、人の話を「聞く」「話す」、また読み書きが難しい状態のことです。
生まれつきの脳機能の障害や、外傷による脳の損傷によっても引き起こされることがあります。

ダウン症候群

成長障害などがみられ、発達は全体的にゆっくり進みます。
耳が小さい、目がつりあがっているなど顔に典型的な特徴がみられ、視覚障害や難聴などの合併症をもつことが多いといわれています。
染色体異常によって起こり、特定の染色体に異常がみられることで引き起こされます。

発達障害の療育って何が目的なの?

療育とは、障害をもっている子どもが社会的に自立して生活できるようにサポートする教育と治療のことです。それぞれの障害がもつ特性の生きづらさを改善し、専門的な教育機関や医療などと連携してトレーニングをしていきます。

食事、着替え、排泄、運動、言語など生活のあらゆる場面での行動を、保育や教育、医療の立場からはたらきかけていきますが、療育は「できるだけ早く開始する」ことで効果がより得られやすいといわれています。そのためには、早い段階で子どもの障害を発見することが大切です。

おわりに:発達障害には、さまざまな種類がある

発達障害は主に生まれつき脳の機能に障害がありますが、病気ではありません。療育という治療を通して、より生活がしやすい環境を整えていきましょう。

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