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発達障がいの人もヘルプマークは使えるの?どんなときに役立つ?

発達障がいの基礎

外見ではわからないけれど、周囲からの援助を必要とする人であることを示す目印が、赤地に白の十字とハートが描かれたヘルプマークです。
今回はこのヘルプマークについて、発達障がいの人も付ける対象者として認められているのか、その使い方とあわせてご紹介していきます。

ヘルプマークの対象となる人って?発達障がいも付けていい?

ヘルプマークは、以下のように外見ではわからないものの、周囲の人からの配慮・援助が必要であることを知らせるために作られた目印です。

ヘルプマークの使用者として、想定されている人の例
  • まだおなかが目立たないけれど、体調不良に見舞われやすい妊娠初期の女性
  • 義足や人工関節を使用しているために、動きや立っていることに困難が生じる人
  • 発達障がい、精神障がい、知的障がいのある人
  • その他、見た目ではわからないような疾患や難病を持病として抱えている人

上記に当てはまるのは、見た目には障がいの有無や体調がわかりにくい人たちです。
このように外見上、心身の問題や障がいがわからない人たちは周囲からの配慮・理解を得にくく、外出先で不安やトラブルに見舞われることも多くなります。

そこで考え出されたのが、周囲に理解・配慮が必要であることを知らせ、体調の急変時にスムーズに手助けを受けられるようにするためのヘルプマークです。

先述したように、発達障がいの人もヘルプマークの対象者として想定されています。
なおヘルプマークは東京都をはじめ、各地方自治体で無料配布されています。配布を受けるにあたり、何らかの書類や診断書、障がい者手帳などの提出は一切必要ありません。

ヘルプマークはどうやって使えばいい?記載すべき情報って?

ヘルプマークは、主に長方形のストラップ型のものをバッグなどに着けて使用します。
裏面には小さいメモ用紙のようなものが入っていて、ここに緊急の連絡先や、倒れたり具合が悪くなった時に必要な支援内容を書くなどします。

こうすることで、1人での外出中も周囲からの配慮が必要であると視覚的に伝えることができますし、もしものときの対応も伝えられるようになるというわけです。

発達障がいの人が使用する場合は、特に以下のようなシーンでの活用が期待できるでしょう。

迷子になってしまい、1人での帰宅が難しくなった場合
メモ用紙に連絡先や住所を記入しておけば、交通機関の職員や周囲の人が、家族への連絡や帰宅のための手助けをしてくれるかもしれません
体力の低下や体調の悪化から、優先座席に座る必要がある場合
混み合った車内で若い人、子どもが座っていると、周囲から非難の目で見られることもあります。ヘルプマークをつけていれば、何らかの事情があることを周囲に伝えられます
急な発作や体調の悪化で、意識を失うなど意思の疎通が取れなくなった場合
メモ用紙に緊急の連絡先や自宅住所、かかりつけ医院の電話番号、必要な支援方法を具体的に書いておけば、適切な処置を迅速に受けることができるでしょう。
災害時に、自力で動けなくなってしまった場合
ヘルプマークは、災害時の行動・避難に援助が必要であることを知らせてくれます。ヘルプマークにパニック時に起こりやすい行動と、必要な支援を記載しておきましょう。

おわりに:ヘルプマークは発達障がいの人も使える!積極的に活用しよう

パッと見ただけではわからない障がいや持病などに対し、残念ながら世間の目は冷たくなりがちです。理解や配慮を周囲を得にくい分、外出時や緊急時に不安な思いをする人も少なくありません。

発達障がいを含め、このような見えにくい障がい・疾患を周囲に視覚的に知らせ、理解と配慮を求めるために生まれたのがヘルプマークです。自治体から配布を受けるに当たり特別な書類や手続きは一切不要ですから、積極的に活用しましょう。

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