大人になってから発達障がいと気づいた人にとって、大きな悩みのひとつが就職です。自分に合った職業や職場を探すのは、定型発達の人でも難しい面があり、発達の特性が加わることでさらに悩みやストレスが増えることも…。
この記事では、IT業界やWeb業界への就職を考える人におすすめの「eSEIZE」というサービスを紹介します。このサービスは障がい者特化型プログラミング学習プラットフォームで、11月から無料プログラミングスクールを開講します。
発達障がいの大学生は日常生活の特徴って?
発達障がいの特性は、年齢が上がるにつれてあらわれやすくなることがあります。社会人になり、より多くの人とコミュニケーションをとるようになったり仕事をするようになったときに、「言動から本音や気持ちを察するのが難しく感じる」「上司の指示をうまく理解できない」「スケジュール管理が苦手」「マルチタスクができない」といった発達障がいの特性を自覚する人もいます。
同様に、大学生になることでも環境や生活に変化が生じます。
多くの高校とは異なり、大学は自分で授業を履修登録したり授業日程を管理しなくてはいけません。さらにゼミやサークルに入ると、そのコミュニティー内で円滑な人間関係を構築することが求められますよね。小学校や中学校、高校では相談できる先生やコーチといった大人がそばにいますが、大学生は1人または仲間と相談して課題解決や日常生活を営んでいく必要性が高まっていきます。
また、大学生は今まで以上に将来の人生設計や就職について考える時期です。しかし、発達障がいの特性によって授業履修で手一杯になったり、就職活動を効率よく進められない学生もいます。
発達障がいによる困難には、さまざまなサポートや支援が用意されています。今回は、ITやWeb業界に興味がある大学生に知ってもらいたい「eSEIZE」という就労支援サービスを紹介します。
「eSEIZE」で習得を目指せるスキルって?どんな就職に役立つ?
大東建託株式会社の特例子会社である大東コーポレートサービス株式会社、株式会社アーネスト、株式会社ダイバビリティ総合研究所の3社は、各社の強みを活かした連携をし、エンジニア特化型プログラミングスクールを開講します。
ITを活用した発達障がい学生の雇用創出に向けた取組で、サービス提供開始日は11月2日を予定。プログラミングスクールは無料で受講できます。
プログラミングスクールの魅力
- プログラミング言語を習得できる
- 起業の実務に直結した課題を学習できる
- 企業の職場体験学習がある
- 学習修了後の就労先が準備されている
eSEIZEが提供する学習プラットフォームでは、次のプログラミング言語やITスキルを学習することができます。
- HTML5
- CSS3
- JavaScript
- Adobe Dreamweaver
- WordPress
- PHP
- Adobe Illustrator
- Adobe Photoshop
- Java
- Python
- UiPath
- Blue Prisnm
就職活動では、自己PRできるものがないと自信をなくす学生が多くいます。こういったスキルを身につけることで、書類審査や面接でもポジティブに自分の強みを伝えられるようになりそうですね。
大学生向け無料プログラミングスクールの申込方法
プログラミングスクールの募集概要
応募期間 : 2020年10月16日(金)~
開講日 : 2020年11月2日(月)
料金 : 無料
応募条件 : 大学、大学院、専門学校に通う発達障がいのある18歳以上の学生(学校推薦状が必要)
開講事業所: 東京都新宿区、多摩市、八王子市他(順次拡大中)。就労移行支援事業所アーネストキャリア、就労移行支援事業所ラルゴ神楽坂 他
気になる人はeSEIZEのHPをチェック!
このプログラミングスクールは今後も継続して行われることを想定しており、課題提供やインターンシップ受入可能なパートナー企業も拡大予定です。
おわりに:自信とスキルを身につけてポジティブに就活を進めよう!
就職活動は、社会人になってからの生活にとって非常に大切になります。自分の強みがわからない、IT業界に興味があるけど自信がないと感じている大学生は、スキルを身につけてポジティブマインドに切り替えてみてはいかがでしょう?
(画像:PRTIMES)
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