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【尊大型】アスペルガー症候群の特徴は?家族や友人はどう対応すればいい?

人間関係改善のヒント

アスペルガー症候群は、他者との接し方によりさらに4つのタイプに分類されます。

今回はそのうち「尊大型」と呼ばれるタイプの特徴や、他タイプから移行するケース、また尊大型の人とのトラブル回避のために周囲ができることについて見ていきましょう。

アスペルガー症候群の4つのタイプ

他者との接し方を基準に分類した、アスペルガー症候群の4タイプは以下の通りです。

尊大型
他者に対して見下したような、高圧的な態度をとるタイプ。その言動がハラスメントと受け取られるケースもある。
孤立型
他者への関心を一切持っていないタイプ。一人でいること、一人遊びを非常に好み周囲に誰もいないかのように振る舞う。
受動型
自分からかかわろうとはしないが、他者から話しかけられると受け入れるタイプ。従順でどんなことでも受け入れてしまうので、トラブルに巻き込まれることも。
積極奇異型
他者に積極的に話しかけ、親しくなろうとするタイプ。ただ、相手の都合を考えず自分が話したい事だけを延々と話し続けてしまう。

上記のほか、「大仰型」と呼ばれる分類も登場し、5つの型でアスペルガー症候群を分ける考え方もあります。

尊大型アスペルガー症候群の特徴って?

4つのタイプのうち、尊大型アスペルガー症候群の人には以下の特徴が見られます。

  • 強圧的な態度で自らの主張を振りかざし、周囲を圧倒するようにふるまう
  • 自分の主張を一方的に押し通すことにこだわり、その方法での問題解決にこだわる
  • このような強圧的態度をとるのは、家庭内など気を許せる人の前だけということも多い
  • 学力が高いことが多く、教師や上司からの信頼を勝ち取り力のある立場になることも

孤立型から尊大型へ移行することがある?

アスペルガー症候群の人の他者への接し方は、成長により変化することも多いです。

例えば、幼少時には他者とのかかわりをシャットアウトする孤立型が多いとされますが、成長するにつれて受動型や尊大型へ移行するケースも確認されています。

孤立型から尊大型へ移行するきっかけとしては、孤立型だった幼少時に、人との接し方について間違った学習をした可能性があります。

周囲から理解されず、かと言って柔軟に他者への主張・対応ができなかったとき、強引に自分の主張を押し切ることで一時的に問題を解決する経験をしたのでしょう。

この一種の成功体験が「自分の主張を強く通せば、意見も言えてみんなも従ってくれる」という根拠となり、尊大型に移行するきっかけになったと考えられます。

周囲も「怒らせて問題を大きくするよりはマシ」と、尊大型の人に合わせる姿勢を見せるため、「やっぱりこれでいいんだ」と誤った学習強化がされてしまうのです。

このため一度尊大型になると、この方法での問題解決に固執するようになります。

尊大型とのトラブルを回避したい!対処方法は?

周囲の人が尊大型アスペルガー症候群の人とのトラブル回避のためにできることとしては、以下2点が挙げられます。

尊大型アスペルガーとのトラブル回避のコツ
  • 本人が自分の主張を繰り広げているときは、黙って聞く
  • 注意したい、改善すべきことは、本人がその話題を忘れかけた頃に持ち出す

尊大型の人は、自身の精神的な安定を保つために高圧的な態度をとり、自身の主張を何とか押し通そうとしています。

このため、尊大型の矛盾点を突いて正論で攻め立てられるとパニックを起こし、自傷や他害など、別のトラブルを引き起こしてしまう恐れがあります。

尊大型の人とのトラブルを回避するには、本人のプライドを傷つけず、冷静になったタイミングで反省や改善を促す方法が有効的です。

本人の主張を否定するのではなく、そのときはできるだけ共感してあげてください。

共感できずとも、否定することなく黙って聞いてあげてください。これにより尊大型の人のプライドや、精神的な安定は保たれます。

また、尊大型へ移行するケースの多い孤立型への対応のコツとしては、以下があります。

孤立型と接するときのコツ
  • 他者と共感するのが苦手なので、無理に交流を持とうとしない
  • 自分のペースを乱されると混乱するので、無理やり行動をさせることはしない
  • 気配りすることも、されていることも本人は気づけないことを理解しておく

どちらのタイプにも、こちらから接するときには特性に合わせた配慮のもと、声掛けや仕事上の指示を行ってくださいね。

家族のためのアスペルガー症候群とのつきあい方―知っていればお互いラクになる

カサンドラ症候群って?アスペルガーのパートナーは要注意

コミュニケーションに困難を生じやすいアスペルガー症候群の人は、身近な家族やパートナーを「カサンドラ症候群」と呼ばれる状態にしてしまいやすいと言われています。

カサンドラ症候群とは、主にアスペルガー症候群や自閉症の人のパートナーがきたしやすい不調のこと。

空気を読めず、こちらの気持ちを察してくれないアスペルガー症候群当事者に対し、パートナーが不満を募らせ、心身ともに追い詰められることで発症します。

カサンドラ症候群を発症すると、以下のような身体的・精神的症状が現れてきます。

カサンドラ症候群の症状

身体的症状
片頭痛、急激な体重の増減、自律神経失調症 など
精神的症状
自己評価の著しい低下、無気力、抑うつ、パニック障がい など

アスペルガー症候群の人と密に接するパートナーは、適切な接し方を知り息抜きする時間をもって、意識的にカサンドラ症候群を予防する必要があると心得ましょう。

おわりに:尊大型アスペルガー症候群の人の話は否定せず、共感して聞いてあげて

アスペルガー症候群のうち、他者を見下し自身の主張を押し通そうとするタイプを「尊大型」と言います。尊大型の人は、幼少期に強圧的な態度で問題を解決した経験から、この方法こそ正しい他者との接し方だと信じているのです。強圧的な態度をとることで精神的な安定を保っているため、主張を正論で崩し、間違いを認めさせるとパニックを起こしてしまいます。その場では共感し、黙って主張を聞いて、後で改善点を話し合いましょう。

マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド
身近な人がアスペルガー症候群を抱えていることで、コミュニケーションに悩み「カサンドラ症候群」に陥ってしまう人もいます。この本では、アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションのヒントを精神科医がマンガを使って解説しています。アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションに悩んでいる人にオススメです

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