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発達障がいの子どもと遊ぶときのコツって?

人間関係改善のヒント

発達障がいの子どもと接するとき、周囲の大人は彼ら・彼女らの特性に配慮した接し方をしなければなりません。一緒に遊ぶときには、どのように対応すればよいのでしょうか。
今回は発達障がいの子どもと遊ぶときのコツについてご紹介していきます。

発達障がいの子どもと遊ぶときに心がけることとは?

1つの遊びに集中できず気が散る、そばに行っても関心を示してくれないといった発達障がいの子どもと一緒に遊ぶには、大人が以下のポイントを意識する必要があります。

  • 遊びに誘うときは子どもをよく観察し、こだわりや行動パターンを理解する
  • 話しかけるときは大声を出さず、静かにゆっくりと、短い言葉を使う
  • 活動の始まりと終わりは、本人に伝わるかたちで明確に見せる
  • 遊びを提案してみて、子どもが興味を示すものには真剣に向き合い、本物を与える
  • 子どもが強く拒否するようなら感覚の問題を意識し、遊びを変えてみる
  • 一緒に真遊ぶときは、大人も同じくらい真剣に楽しむようにする

発達障がいの子どもは、興味を持てる対象・好き嫌いがはっきりしていて、外部からの刺激に敏感であることが多いです。
周囲の大人は子ども本人の特性と、症状の現れ方をよく観察しながら、愛情をもって精いっぱい遊んであげると良いでしょう。

発達障がいの子どもにおすすめの遊びって?

発達障がいの子どもと遊ぶときは、体を動かしながら大人も一緒になって楽しめるような遊び方が適しているとされます。
以下に、発達障がいの子どもと楽しむのにおすすめの遊びを4つご紹介しますので、お子さんの特性に合わせて好きそうなものを選び、一緒にやってみてくださいね。

室内、屋外の両方でできる!色を使った遊び

スタンプ遊び

画用紙や折り紙など、単色または複数の色の紙を用意し、部屋の壁や床など屋内の目につきやすい場所に貼って準備します。
これは大人が画用紙を手に取って見せ、同じ色の紙を探してスタンプを押す遊びです。

体を動かしながら視覚と聴覚を刺激できるため、全身で楽しみながら、周囲にまで視野を広げて観察する力も身につきますよ。

色集め

まずスタンプ用紙として、紙に複数色の色ペンで10個程度書いたものを用意します。
スタンプを持って子どもと一緒に外出し、歩くなかでみつけた色と同じ色のマル印の中にスタンプを押し、いくつ集められるかを楽しみながら遊びましょう。

全身運動になりますし、屋外にさまざまな色があることや、それを観察してみつけること、微妙な色の違いなどを楽しみながら理解することができます。

スキンシップしながら!みんなで体を動かせる遊び

誰かと一緒に、同じ道を同じだけ歩く散歩

歩くという行為は、全身運動であるだけでなく幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促すため、イライラや不安を和らげる作用もあります。
また、大人や同世代のお友達と一緒に散歩することで、周囲の人と同じペースで進むようになります。そのとき起こった出来事を共有できるようになるので、一種のコミュニケーションの練習にもなるでしょう。

発達障がいの子どもにとって、うまく対人関係を築けていけるかどうかは将来にかかわる重要な問題です。散歩を通して、一緒に楽しみながらコミュニケーションを学んでいきましょう。

しっぽとり鬼ごっこ

スポーツタオルを2つに折るなどして、大人と子ども本人を含む全員のズボンのウエストなどに挟んでお尻の方に垂らし、しっぽにします。
子どもが楽しめるよう、ときどき大人のしっぽも取らせてあげながら、追いかけっこをして遊びましょう。

大人がしっぽを取る時にハグをしたり、抱き上げるなどしてスキンシップをすれば、子どもにとって楽しい鬼ごっこになります。

ただ、発達障がいの子どものなかには、大人の出す雰囲気や感情を敏感に感じ取る子もいます。
大人も子どもと一緒に、負けないくらい体を動かし、笑顔で楽しむことが発達障がいの子どもと遊ぶときの何より大切だと覚えておいてくださいね。

おわりに:発達障がいの子どもと遊ぶときは、全力の笑顔で一緒に楽しむことが大事!

発達障がいの子どもは、他の子に比べて興味や好きな遊びの範囲が限定されやすく、特性に合わせた方法でないと他者と遊べないという子もいます。
大人が発達障がいの子どもと遊ぶときは、まず子ども本人をよく観察して、その子の特性や遊びの好みを見極めてみましょう。

その後は静かに単語でゆっくりと話しかけて、大人も汗をかくくらい真剣に、全力の笑顔で楽しみながら一緒に遊んであげてくださいね。

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