すごろくSST(ソーシャルスキル・トレーニング)の目的と伸ばせる能力とは?

子育て・教育のヒント

SST(ソーシャルスキル・トレーニング)の内容は、言語コミュニケーションが苦手な子どもでも理解しやすくなるように、絵カードやゲームで実践されることが多くあります。この記事では、ゲームタイプのすごろく教材を使用することで得られるメリットと身につけられるソーシャルスキルについて紹介します。

勝ち負けのある「すごろく」ゲームでSSTをする効果や目的って?

SSTの内容はさまざまで、身近なものでは日常の「おはようございます」などのあいさつもSSTに含まれます。相手の目を見てあいさつをすることは、コミュニケーションの基本であり、毎日続けやすいトレーニングのひとつですよね。

そのほか、絵カード・ワークシート・ソーシャルストーリー、ロールプレイ、ディスカッション・ディベート、ゲーム、共同行動のプログラムもあります。

すごろくなどゲームタイプのSSTでは、次のようなスキルの習得に効果的です。

  • ルールを守る
  • グループの対戦の場合は仲間との相談や協力を学ぶ
  • ゲーム内のミッションをクリアするための行動を適切に選択する
  • ゲームを通してゆずり合いや我慢を身につける
  • 負けたときは、自分が負けたことを受け入れる

また、発達障がいの子どもの場合は集中力が散漫であったり、物事にすぐ飽きるという特性がみられることがあります。ゲームタイプのSSTを行うことで、子どもが楽しく自発的にSSTに取り組むことが期待できます。

なお、ゲームタイプのSSTを行うときはただ単に遊んで終わりになるのを予防するためにも、「何を目標としてこのゲームをするのか」を子ども本人に意識してもらうことが必要とされます。

SSTのすごろく教材3種類を紹介!どんなスキルが身につく?

子どもが楽しく実践できるように工夫されたすごろくタイプのSST教材のうち3種類を紹介します。

特別支援教育わくわく教材「ソーシャルスキルすごろく

すごろく遊びをしながら、「生活の中の運動」「対話」「生活習慣」などのスキルを学習。特別支援の必要な児童のほか、通常学級に通う児童にも楽しく取り組んでもらえる内容です。HPから画像をダウンロードし、印刷して使用できます。

クリエーションアカデミー「SSTボードゲーム「なかよしチャレンジ」

学校への行き帰りをテーマにしたサイコロボードゲーム型SST。マスに設けられたイベントの内容ごとに、質問カードに答える形式です。質問内容は「学校で起こる問題」であり、すごろく遊びを通して実生活に必要なソーシャルスキルトレーニングに取り組めます。質問カードの難易度は発達段階に合わせて変えられます。販売価格は税込9,900円。

SSTボードゲーム「フレンドシップアドベンチャー

ソーシャルスキルのテーマが設定された5つの島を探検するSSTすごろく教材。島を1周するともらえる宝物を目指し、質問カードに答えながら島巡りをしていく内容。自分の気持ちや意見を述べることが盛り込まれているため、自分の意見、他者の意見をゲーム参加者同士で共有するのが特徴。高学年以上向け。販売価格は税込9,900円。

おわりに:すごろくで友達との協力や我慢などソーシャルスキルを楽しく習得

すごろくタイプのSSTを通して、友達との協力や勝ち負けを受け入れること、ルールを守る意識のトレーニングができます。ただし遊びではなく、目的を持ってすごろくをするということを子どもに意識してもらいながら効果的に行っていきましょう。

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