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障がい者就業・生活支援センターは発達障がいの相談にのってくれる?

仕事のアドバイス

障がいを抱える人は仕事と生活上の不安を抱えることがあります。その両方に対応してくれるのが障がい者就業・生活支援センターです。発達障がいの人もこれらサポートを受けることができます。

今回は障がい者就業・生活支援センターがどんな施設なのか、受けられる支援の内容や利用対象となる人の条件を理解していきましょう。

障がい者就業・生活支援センターってどんなところ?

「なかぽつ」「就ぽつ」と呼ばれることもある障がい者就業・生活支援センターは、障がいを持つ人の就業・生活を一体的に支援してくれる施設です。
センターの存在目的は、障がいのある人が自立かつ安定した職業生活を実現させること。

2018年4月現在、日本全国に300以上設置されていて、障がいを抱える人が特性ゆえの就業の困難、またこれに伴う生活上の不安について相談できるようになっています。

障がい者就業・生活支援センターで受けられる支援って?

以下に、障がい者就業・生活支援センターで受けられる支援内容を就業支援、生活支援のカテゴリに分けてそれぞれ解説していきます。

障がい者就業・生活支援センターで受けられる就業支援
  • 障がい特性や過去の経歴などを踏まえた、現状分析
  • 本人の就労に必要な職業訓練、実習を経験できる就労支援事業所などの紹介
  • 就労支援機関と連携した、就業先求人探しのお手伝い
  • 本人が就業を希望する職場、求人、業務内容に、適性があるかどうかの精査
  • 就業先が決定した場合、入社に伴う雇用契約の調整
  • ジョブコーチの派遣による、職場への助言や労働環境の整備
  • 就職後、心身の調子を崩してしまった人へのリワーク支援
  • 就業後も、本人が長く働き続けられるよう定期的に面談を行う

就業に不安・困難を抱える障がい者の最初の窓口となり、他の就労支援機関などと連携して総合的な就業支援をしていけるのが特徴です。

障がい者就業・生活支援センターで受けられる生活支援
  • 生活サイクルの乱れや、ひきこもりなど生活上の困りごとの解決策の提案
  • 症状悪化への不安、健康管理上の問題を解決するための自己管理方法の提案
  • 本人の心身の健康状態に合わせた障害福祉サービス、医療機関の紹介
  • 障がいを抱える人が受けられる経済的支援、利用できる専門機関の紹介
  • ひとりでは困難な各種手続きの解説、支援

障がいを抱える人は、特性ゆえに自身の健康管理や、規則正しい生活の習慣づけが難しいケースも多いです。

しかし、健康状態や生活習慣をある程度自分で管理できないと、継続的な就業が難しいのが現実。障害者就業・生活支援センターでは、そんな人たちの生活まで支援してくれます。

障がい者就業・生活支援センターを利用できるのはどんな人?

障がい者就業・生活支援センターは、基本的に「生活や仕事に困難を抱えている障がいのある人」なら利用が可能です。
具体的には、以下いずれかの条件に当てはまる人であれば、支援対象となります。

障害者就業・生活支援センターの利用対象者
  • センターの近くに住む身体障がい、知的障がい、精神障がい、難病などの障がいがある人
  • 現在仕事をしている、またはこれからしたいと考えているが、不安点や困りごとがある人

なお、障がい者就業・生活支援センターの利用にあたり障がい者手帳の取得は必須ではありません。医師の診断のみで障がい者手帳のない人、障がい者手帳取得手続き中の人であっても、利用できる場合があります。
確定診断や障がい者手帳がなくても、障がいのために仕事や生活に困難を感じているなら、自身の現状とともに利用の可否を直接センターに問い合わせてみてください。

また就業支援の分野に関しては、障がい者雇用について悩みを抱える企業も利用できます。
障がい者雇用についての基本的な知識から、障がい者枠で雇用した人の管理方法についてもアドバイスしてもらえます。障がい者就業・生活支援センターの利用は、原則無料です。不安なこと、ひとりで解決できず困っていることがあるなら、まずは問い合わせだけでもしてみましょう。

おわりに:障がい者就業・生活支援センターでは、仕事と生活両方の相談に乗ってもらえる!

日本全国に300か所以上設置されている障がい者就業・生活支援センターでは、就業と生活の困りごとに関して、一体的な支援が受けられます。支援対象となるのは、センターの近くに住む障がい者で、生活や仕事に困りごとを抱えている人。そして障がい者雇用に悩みを抱える企業です。センターへの相談・利用は原則無料ですから、困りごとがあってひとりで対処しきれないと感じているなら、一度問い合わせてみてくださいね。

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