日本では寿命、健康寿命を伸ばして生き生きと暮らす社会を目指しています。一方で体や心の障がいを抱える人も増えており、さまざまな悩みを持った人が生きやすい社会づくりやサポートへのニーズが高まっていますよね。
ペット共生型障がい者グループホームを展開する株式会社アニスピホールディングスと、『ラフールサーベイ』を提供する株式会社ラフールは、事業領域の拡大、拡充及び新たなビジネスの構築を目的とした業務提携を始めました。障がい者の方々や就労支援仕業者向けに特化したサーベイの共同開発も目指します。
発達障がいは病気とは違うものなの?
発達障がいは、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障がい(ADHD)、学習障がい、チック障がい、吃音症などの総称です。生まれつき脳の一部に障がいがあることにより、さまざまな特性があらわれますが、病気ではありません。
発達障がいは、行政の福祉手当などで精神障害のひとつとして分類されています。
また、知的障がいと混同されることがありますが、知的障がいとは異なり知能指数に問題はみられません。
(参考:知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス)
株式会社ラフールとアニスピホールディングスはどんな会社?
株式会社アニスピホールディングスについて
株式会社アニスピホールディングスは 2016年に設立、「人間福祉と動物福祉の追求」を企業理念とし、社会問題を事業で解決する「ISSUE DRIVEN COMPANY(イシュードリブンカンパニー)」として、「障がい者グループホームの不足」、「空き家問題」、「ペット殺処分問題」の解決にホールディングス一丸となって取り組んでいます。人間福祉と動物福祉を中心とした下記の事業などを展開。
- ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」事業
- 運動療法メインの障がい者生活介護「ワーカウト」事業
- 100%動物看護師によるペットシッターサービス「ケアペッツ」事業
- 老犬福祉のための老犬ホーム「Doggy’s Home」事業
- 各事業に関連する様々な用品の企画・開発・販売「ふくすけ」事業
- 厚生労働省発表Q&A ~障害福祉事業者専用~ サイト運営
- 一般社団法人サービス管理責任者協会の事務局
また、複数の子会社を持ちながら幅広いサポート事業を行っています。
株式会社ラフールについて
株式会社ラフールは、あらゆる業種の企業向けに従業員のメンタル・フィジカルの状態や、エンゲージメント、衛生要因を可視化する組織診断ツール『ラフールサーベイ』サービスを展開している会社です。
これからの社会で増える障がいとは?「わおんサーベイ」の活用法
今回の業務提携では、ラフールが提供する『ラフールサーベイ』を障がい者グループホーム向けにアレンジした「わおんサーベイ」を開発します。
「わおんサーベイ」で得たデータをもとに、ソーシャルワーカー向け、障がい者の方々や就労支援仕業者向けに特化したサーベイの共同開発を検討していきます。
「全国在宅障害児・者等実態調査」から考えるこれからの社会
全世界の障がい者数は把握できているだけで3億8,000万人以上、日本国内の障がい者数は約990万人となっています。日本国内の障がい者約990万人の内、900万人は軽度から中度の障がい者、重度の方々は約10%程度です。
高齢化に伴う身体障がい者の増加とともに、40代から50代の精神障がい者(鬱・ADHD・ ASDなど)や若年層の発達障がいが増加しています。大多数が軽中度の「障がい」によって社会の中での生きづらさを感じているということになります。
出典:「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」(厚生労働省)
『ラフールサーベイ』を障がい者グループホーム向けにアレンジした「わおんサーベイ」で得たデータは、今後も増加していく障がい者の方のサポートに活用されていく見通しです。
おわりに:障がいを持つ人が生きやすい社会へ!暮らしや就労の改善に期待
社会の変化とともに、高齢化やメンタルヘルスリスク上昇が進んでいますよね。それに伴い、体と心に障がいを持つ人も増えています。これからの社会を健常者や定型発達以外の人も生きやすくなるように、企業がサポートに力を入れていくことも増えていくでしょう。さまざまなサポートの発展にこれからも期待していきたいですね。
会社情報
会社名 :株式会社ラフール
本社 :東京都中央区日本橋茅場町2-9-5 日進ビル7階
代表者 :代表取締役社長 結城 啓太
設立 :2011年11月1日
資本金 :12億2,200万円(資本剰余金を含む)
HP:https://www.lafool.co.jp/
会社名:株式会社アニスピホールディングス
所在地:東京都千代田区九段南3-1-1 久保寺ビル3階
代表者:藤田 英明
(画像:PRTIMES)
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