子どもは遊びやゲームに熱中すると、何時間も没頭してしまうことがありますよね。発達障がいの子どもが持つこだわりの強さなどの特性は、さらにその傾向を強めることも。
発達障害やグレーゾーンの⼦どもたちが⽣きやすい時代をつくるきっかけづくりをする専門サイト「パステル総研」を運営する(株)パステルコミュニケーションは、発達障害グレーゾーンの子の親御さんが読んで学ぶ、「ゲーム携帯と上手に付き合う方法」の特集を実施しました。
発達障がいのこだわりの強さの現れ方
発達障がいでは、特定の物事への強いこだわりを見せるという特性があります。
- 乗り物、昆虫、恐竜、算数、記号など特定のものごとに強い興味を持る。時には「○○博士」と呼ばれるほど知識を身につける
- 特定の物事に強い興味を持つが、その範囲は狭い
- インターネット、携帯・スマホ、ゲーム・アプリ、アニメなどにとても没頭する
- 勝ち負けに強いこだわりを見せることがある
- 一つのことに集中しすぎて周囲や時間のことを考えられなくなる
- スケジュール管理が上手くできない
興味があることや好きなことに熱中し、周りを驚かせるほどの集中力や知識を発揮するというよい面があります。一方で過集中するあまり、ほかのやるべきことを後回しにしたり、時間を忘れたりしてしまいがちです。
パステルコミュニケーションで「ゲーム携帯と上手に付き合う方法」が生まれた理由
(株)パステルコミュニケーションは、「ゲーム携帯と上手に付き合う方法」を特集し、パステル総研Webサイトで公開しています。
これは、子どものおもちゃとの付き合い方に悩む保護者や、子ども本人への影響を考えて作られた特集です。
2019年に、(株)バンダイが子どもが欲しがっているクリスマスプレゼントアンケートを行いました。
このアンケート結果によると、2位にゲームソフト、3位ゲーム機がランクイン。高学年では3位にスマートフォンなどの電子機器が入っています。
2020年はコロナで自宅で過ごす時間が増え、ゲーム携帯の利用の増加も考えられます。ゲーム携帯を利用する時間の増加による不安やトラブルが出てきてもおかしくありません。また、条例によるゲーム時間の制限なども話題になりました。
発達障害、グレーゾーンの子どもは特に依存の心配があります。2020年5月25日には、WHOが、ゲームのやりすぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を国際疾病として正式に認定しました。
ゲームや形態は必ずしも悪ではない
ゲームやおもちゃ、携帯が悪い影響を与えるとは限りません。自粛生活の中でオンラインゲームを通してコミュニケーションをとれる、ゲームへの興味をきっかけに学習が広がったなどの活用法もあります。ゲーム携帯を悪いものだとして排除するのではなく、上手に活用することが大切です。
特集「ゲーム携帯と上手に付き合う方法」の内容
パステル総研では、ゲーム携帯への依存の不安を解消することを目指し、「発達障害グレーゾーンの子がゲーム携帯と上手に付き合う方法」に着目。発達科学コミュニケーションを学んだお母さんとお子さんが経験したトラブルや対応策、上手に活用している事例をもとに特集を組みました。特集には、次のような内容が盛り込まれています。
- ルール作りについて
- ゲーム依存性の改善について
- 依存性の予防
- 切り替え対応策
- ゲームの活用方法
今回の特集では、ゲームを子どもに渡す前の親の心構えや、親子双方が納得するルールの作り方を取り上げ、ゲーム依存を防ぐ対応を紹介します。ゲーム携帯がお子さんにとってどのような役割をもっているか判断し、親子でコミュニケーションをとりながら子どもの成長に役立てている家庭の事例も紹介。
パステル総研では、ゲーム携帯を上手に活用すれば、子どもの興味の幅を広げたり、新しいことに挑戦したり、発達支援に取り入れたりすることも可能だと考えています。
子どもをゲームから引き離すことだけを考えるのではなく、ゲーム人口・スマホ人口が増加するこの時代に合った、新しいゲームの活用法を教えてくれるのは実用的ですよね。
「ゲーム携帯と上手に付き合う方法」特集URLはこちら
おわりに:ゲーム携帯で子どもの興味や可能性を広げられることも!上手な付き合い方が大切
発達の子どものこだわりがゲーム携帯に依存してしまうのではないかと不安に思うこともありますよね。しかしゲーム携帯は悪いものと決めつけるのではなく、子どもの興味や可能性を大事にする遊び方が大切。親子で一緒にゲーム携帯について考えていくことをおすすめします。
(画像:PRTIMES)
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