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発達障がいの子どものパニックを叱っちゃいけないのはなぜ?

子育て・教育のヒント

発達障がいの子どもはこだわりが強く変化が苦手なため、予期せぬ出来事に遭遇したときなどに、パニックを起こしてしまうことがあります。
今回は発達障がいの子どもがパニックを起こしたときに「叱ってはいけない」とされる理由を、適切な対応とともにご紹介していきます。

発達障がいの子どもを叱ってはいけない理由とは?

発達障がいの子どもは、そうでない子どもと比べ、特に自分の要求が通らないことへの困惑や不満、怒りの気持ちをコントロールすることが難しいと言われています。このため、場所や相手にかかわらずパニックや癇癪を起こすことがありますが、これを抑えるために叱るのは逆効果です。

発達障がいの子どもは以下のような特性を持っているため、叱ってはいけないとされます。

  • 触覚や聴覚の過敏性
  • 気持ちや考え方の切り替えがうまくできない
  • 何かのきっかけで、極端な考え方への走りがち

感覚が敏感な発達障がいの子どもにとって、叱るときの大きく甲高い声や、癇癪を物理的に抑えるために触れられることは、パニックになるほど不快です。
また発達障がいの子どもは気持ちの切り替えが苦手で、不安や困惑の気持ちを解消するために、パニックや癇癪を起している場合もあります。

そんなときに叱られると、大声と不快感でより気分が落ち込んでしまい、場所やシチュエーションごと「嫌な記憶」として強く刻み付けられ、動けなくなってしまいます。記憶力が良く、気持ちや考え方の苦手な発達障がいの子どもが一度叱られて嫌な思いをすると、何年もフラッシュバックして本人を苦しめ続けます

こうして、パニックや癇癪から叱られる経験が増えてくると、ネガティブな思い出・思考から抜け出せなくなり、うつや不安障害など二次障害を起こすリスクが高くなるのです。

パニックや癇癪を起こしたときにどう対応すればいい?

発達障がいの子どもがパニックや癇癪を起すようなら、家庭内で子どものパニック・癇癪に対するルールを決め、共有しておきましょう。

定めるべきルールは「自分の要求が通らないからと言って、癇癪を起すのは良くない。癇癪やパニックを起こしても、周りの人は要求に応じず無視する」ということです。
これを発達障がいの子どもだけでなく、他の兄弟にも周知して家庭の胸痛ルールとします。

それでも子どもがパニックや癇癪を起こしたときは、周囲に危害・被害が及ばないよう子どもを1人にさせ、一切要求には応じず興奮が治まるのを待ってあげてください

興奮が治まったら、都度ルールを再確認して「次は頑張ろうね」と伝えます。
叱るのではなく、無視することでパニックや癇癪が無駄であることを理解させるのです。

逆にパニックや癇癪を起さずに我慢できたり、自分で興奮を鎮められた場合は、ルールを守れたことをしっかり褒めてあげてください。この一連の対応が、基本となります。

なお発達障がいの子どもにルールや指示を伝えるときには、以下の「CCQ」を意識するのが効果的です。

発達障がいの子どもと接するとき、意識すべきCCQ

C
「Calm」の頭文字。「穏やかな声で」という意味。
C
「Close」の頭文字。「子どもに近づいて」という意味。
Q
「Quiet」の頭文字。「静かな声で」という意味。

一方的に怒鳴り、叱りつけても、子どもに意図や指示は伝わりません。
パニックや癇癪を起されると、こちらもイライラしてきて叱りたくなる気持ちはわかりますが、子ども本人の成長のためにもCCQを意識して対応しましょう。

おわりに:発達障がいの子どものパニックを叱ると、長くその悪影響が続く

他の子どもと比べ、発達障がいの子どもは特に不安・困惑・怒りなどの感情の切り替えが難しく、パニックや癇癪を起こしやすいとされます。しかしパニックを起こしている発達障がいの子どもに対し、大声を出したり、怒鳴りつけて叱るのは逆効果です。

叱った意図は伝わらず、叱った事実だけが嫌な記憶として強く刻まれ、何年にもわたり本人を苦しめる原因となります。家庭内でパニックに対するルールを作り、CCQを意識し共有・周知しましょう。

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