発達障がいの子どもは、特性によって人に与える印象が左右されることもあります。特に勉強面で本人はがんばっているのに、努力が結果として見えづらいことが多く、本人のやる気や達成感が低くなってしまうことも。
株式会社すららネットは、発達障がい向け教材「すらら」の学習者が”努力の量”を競う「すららカップ」を2020年12月1日(火)より2021年1月31日(日)まで開催します。
発達障がいの子どもの勉強の特徴って?
発達障がいの子どもにみられる特性は、個人差が大きいため、「発達障がいならこういう特徴がある、こういう行動をしがち、こんなサポートが効果的」という考え方はなかなかできません。
しかしそれは、定型発達の子どもと同じですよね。子どもは個性がさまざまです。ユニークな個性は当たり前と考えつつ、下記のような子どもの発達障がいの特性を理解しておくようにしましょう。
- 自閉症スペクトラム症(ASD)の場合
- 集中力が高い、自分の殻に閉じこもりがちである、などの傾向が強くみられます。興味のある分野の勉強に困難を生じることは少ないとされます。ただし、人付き合いのようなコミュニケーションを苦手とし、自分のルーティンを乱されることに苦痛を感じます。学校など集団で勉強することが難しくなる可能性があります。
- 注意欠陥・多動性障がい(ADHD)の場合
- 不注意、多動、衝動による言動がみられます。特定の分野にのみ強い関心を持ち、興味のない分野では集中力が途切れやすい、授業中などでも衝動的な言動があらわれやすい、授業中に席に座っていられない、など学校生活で困難がみられます。
- 学習障がい(LD)の場合
- 知的発達に遅れはなく、むしろ学習能力自体は高いことも多いのが特徴です。理解力などはあるのですが、文字の読み書きや計算、話すなど特定の学習が極端にできずに困難が生じます。
発達障がいの子どもの学習では、できること・できないことが極端なことが多いといえます。そのため、苦手を補える勉強ツールや教材を見つけて、レベルに合わせた勉強法を行っていくのがおすすめです。
読み書きや計算など特定分野の学習だけが苦手なら、パソコンやスマホ、タブレットなどの学習ツールを使うなど、周囲の子とは異なる方法も試していきましょう。
「すらら」は発達障がいの子どもの勉強をサポートする教材
すららネットは、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む子どもに学習の機会を提供することを目指し、オリジナル教材の開発などを手がけている会社です。
「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では 約 1,400 校の塾、学校などに提供しています。
すららネットが主催する「すららカップ」は、偏差値や点数ではなく、大会期間2ヶ月中の「総学習時間」に注目して、子どもが勉強に対してどれだけ努力できたかを競う大会です。
“どれだけ努力したか”の努力指標を競う「すららカップ」では、学年や居住地域を問いません。「すらら」学習者が全員で競い合うことができます。
「すららカップ」は何を競う?
すららカップは、勉強の得意な人も苦手な人も、小学生も高校生も、「努力の量」という同じ指標で競い合います。
- 「すらら」学習者の「努力指標」
- 「努力の結果である成績向上」
上記の2つを意識することで、子どもの心に「やればできる」というマインドセットを促すことが「すららカップ」の目指すところです。勉強が嫌いじゃなくなってきた、自分のことが好きになれた、などの声が過去大会の参加者から届いています。
「すららカップ」」の開催期間や科目など概要
この大会では努力を指標としているため、学習を始めたばかりの人や小学生も、上位入賞を狙えます。
【第17回すららカップ】開催概要
- 実施期間
- 2020年12月1日(火)~2021年1月31日(日)
- 対象学年
- 問わず
- 科目
- 国語・数学(算数)・英語・理科・社会
- 学習範囲
- 「すらら」小1~高3、すらら英単語、漢字学習コンテンツ
- 開催部門:全体部門
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- 個人部門(学年を問わず個人の総学習時間を競う部門)
- ミッション達成賞(要事前エントリー。月15時間ミッション、月45時間ミッションの2つのミッションから目標を選択し、12月と1月の月間の学習がそれぞれ目標時間を超える学習者を表彰する賞)
- 皆勤賞(対象期間内で毎日学習をした児童生徒を表彰する賞)
- 開催部門:チャネル部門
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- 塾部門=チーム対抗部門(チームを作り、平均学習時間を競う部門)
- 学校部門=学校対抗戦(学校での平均学習時間、先生の課題配信数・児童生徒の課題達成率を競う部門)
- 放課後等デイサービス部門=放課後等デイサービス個人部門(放課後等デイサービスに所属している児童生徒個人の学習時間を競う部門)
- 家庭学習サービス部門=児童生徒向け「ルーキー賞」「プレマスター賞」、保護者向け「ほめ上手大賞」、すららコーチ向け「すららコーチ大賞」
- 審査基準
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- 個人部門・ミッション達成賞・放課後等デイサービス部門・家庭学習サービス部門「ルーキー賞」「プレマスター賞」:総学習時間
- 皆勤賞:ログイン・学習履歴
- 塾部門:チーム内平均学習時間
- 学校部門:学校内平均学習時間、先生の課題配信数、児童生徒の課題達成率
- 家庭学習サービス部門「ほめ上手大賞」「すららコーチ大賞」:審査基準に則り総合的に審査
- 賞品
- 個人部門1位:Apple AirPods Pro/ Apple Watch Series 3/ Yogiboのいずれかから選択、他部門毎に賞品多数
- 最終結果発表
- 2020年2月予定
- 詳細URL
- https://surala.jp/suralacup/
すららネットでは、学習コンテンツの開発・提供に加えて、「すららカップ」や「すららアクティブラーニングイベント」など幅広い参加型企画を今後も実施し、学習者の深い学びをサポートしていくことを目指すようです。
自発的に学習し、自分の努力を認めていくことも子どもの成長にはとても大切。すららカップのような参加型勉強イベントがあることで、学習の楽しみ方の幅が広がっていくとうれしいですよね。
おわりに:努力を競う大会が、自信獲得や勉強の楽しみに気づくきっかけに!
すららカップはテストの点数を比べるのではなく、努力を競うユニークな大会。期間中の2ヶ月間の勉強について、目標を持って継続すること、勉強仲間の頑張りを意識すること、自分自身の努力を実感できるなど、有意義な学習経験を積めそうですね。
(画像:PRTIMES)
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