発達障がいの子どもに友達ができないとき、どんな対策ができる?

発達障がいの子どもの中には、特性ゆえに周囲とのコミュニケーションがうまくいかず、なかなか友達ができないという子も少なくありません。
今回は、発達障がいの子どもに友達ができなくて悩んだときに試してほしい対処法と、友達作りの注意点と合わせて紹介します。

発達障がいの子どもは友達ができにくい?

発達障がいの子どもは、以下のような特性から人間関係がうまくいかないために、友達ができにくい傾向があります。

  • 自分の言いたいこと、想いをうまく言葉にすることができない
  • おしゃべりが好きで、言葉もよく出るのだが、相手の気持ちを慮れず暴言を吐く
  • 自分の意見が通らなかったり、聞き入れてもらえないと、かっとなって手が出る
  • 自分の世界を大切にするあまり閉じこもってしまい、うまく他人とつながりを持てない

このように、子ども本人に「友達が欲しい」「周りのみんなと仲良くしたい」気持ちがあるにもかかわらず、特性が原因でうまくいかないケースは多々あるのです。

友達ができないときの対処法は?

特性を持つ発達障がいの子どもであっても、周囲の理解や協力を得て自分の言動をコントロールできるようになれば、友達をつくれます。

発達障がいの子どもになかなか友達ができず困っているなら、以下の対策をひとつずつ試してみてください。

緊張してうまく話せないようなら…

学校の先生や親が、本人の気持ちを代弁して伝え方を教えてあげてください。

はじめは、本人が思っていることを「○○は嫌だと言っています」「○○だって」などと代弁し、自分の気持ちが伝わる経験を積ませてあげます。

その後は、大人が代弁したことを聞き伝えできるように、そして一緒に伝えられるようにし、最終的には自分の気持ちを言葉にできる状態をめざします。

あわせて、周囲の子どもたちに気持ちをうまく言葉にできない人もいること、自分の気持ちを伝えられない苦しさを理解・共感してもらえれば、発語への緊張が緩和されます。

衝動的に暴言を吐いたり、暴力をふるってしまうなら…

子どもの気持ちを落ち着ける人、落ち着ける方法を見つけておきましょう。

自分の意見が通らないとき、話しをさえぎられたときなど、不快と感じたときにリラックスできるコツを知っておいてください。それだけで、暴力や大きな衝突は避けられます。

また、本人の気持ちを適切な方法・言い方で親が周囲に伝えてあげるのも、気持ちを落ち着かせるきっかけになります。本人の気持ちを推測し、言葉にしてあげてください。

自分の世界に閉じこもり、周囲と関われないようなら…

まずは周囲に、発達障がいへの理解を深めてもらえるよう働きかけましょう。

わからないことは、怖いと感じてしまうものです。
わからないことが減って理解が進んでいけば、周囲の親子と発達障がい児の間の距離も近くなっていくでしょう。

専門家の協力も仰ぎつつ、子どもの発達障がいを理解してもらえるよう積極的に働きかけましょう。

一人でいるのが苦でない子どももいるので注意!

発達障がいの子どものなかには、他の子どもと友達としてずっと一緒に過ごすことを、苦痛だと感じる子もいます。

ひとりで静かに過ごしたいとの思いから、自分の意思で友達を作らない子どもにとって「友達を作って」「友達出来た?」と言われることも苦痛以外の何物でもありません。

友達への考え方も、発達障がいの特性も人それぞれです。
子どもをよく観察し、本人が友達付き合いにどういった価値観を持っているのかを理解して、無理に友達を作らせないようにしてくださいね。

おわりに:特性の現れ方や性格に合わせて、代弁するなどの対策を取ろう

発達障がいの子どもは、特性が原因で周囲とうまくコミュニケーションが取れず、友達ができにくい傾向があります。なかなか友達ができないことに子どもが悩んでいるようなら、本人の言いたいことを代弁してあげる、周囲に発達障がいへの理解を求める、気持ちを落ち着かせる方法を持つなどの対策を取りましょう。対策により、自分の言動をコントロールできるようになれば、きっと友達もできるはずです。

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